法人概要
ごあいさつ
●【2025.09.13】改正博物館法に基づく登録博物館の認定を受けました。
目黒寄生虫館は、東京都教育委員会より「博物館登録通知書」を受領しましたことをご報告申しあげます。
当館は、2001年に登録博物館の認定を受けておりましたが、2023年に改正博物館法が施行され、新制度に基づく登録更新が求められていました。そこで当館では、所定の諸手続きを進め申請しましたところ、それが認められ、2025年9月5日付で新たに登録博物館となりました。
約70年ぶりの単独改正となった同法では、社会教育法に加え文化芸術基本法の精神に基づく施設として、新たに「資料のデジタル化と公開」「他施設との連携、地域の多様な団体との連携・協力による文化観光の推進」等が努力義務として盛り込まれました。
これからも、日頃より応援してくださっている皆様とともに、博物館の魅力と価値を高めるために数々の事業を実施してまいります。今後ともなおいっそうのご支援とご協力をお願い申し上げます。
館長 倉持利明
●【2021.04.07】新館長就任のごあいさつ
私は、令和3年4月1日を以て第6代目黒寄生虫館館長に就任しました倉持利明と申します。私はこれまで、国立科学博物館動物研究部において主に魚類・鯨類の寄生蠕虫の分類・生物地理の研究を行って参りました。この度は、小川和夫前館長の後を引き継ぐこととなりましたが、小川前館長在任の10年間には、公益財団法人への認定、研究員が増員されたことをはじめ様々な研究環境の整備、展示や啓発活動の充実等、博物館としての著しい進展が成されました。私には、それらをさらに強化し、小さな博物館ではありますが標本資料の収集・保管、研究、展示等に努め、目黒寄生虫館を守り続けるという責務がございます。どうぞ皆様、これまで同様に心からご来館をお待ちしますとともに、様々な形でのご支援を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
館長 倉持利明
目黒寄生虫館は、医学博士 亀谷了(1909-2002)が私財を投じて1953年に創設した寄生虫学専門の私立博物館です。
館内には国内外から集められた約300点の標本及び関連資料を展示しています。
1階では「寄生虫の多様性」をテーマに様々な動物群に属する多様な寄生虫の姿を標本や動画等で紹介し、2階では「人体に関わる寄生虫」というテーマで、寄生虫のライフサイクルや人間に感染した場合の症状、日本の寄生虫学研究の歴史などについて解説しています。
また、当館では研究活動に加え、啓発活動や出版活動など様々な事業を行っています。
●【2013.04.01】公益財団法人に移行しました。
当法人は、公益法人制度改革関連三法に則り所定の手続きを進めてまいりましたところ、内閣府公益認定等委員会においてその公益性を認められ、内閣総理大臣より「公益財団法人」移行の認定書を受領しました。
2013年4月1日、「公益財団法人目黒寄生虫館」として登記いたしましたことをここにご報告申し上げます。今後とも、公益財団法人の名にふさわしい事業を実施し、寄生虫学の研究・啓発活動等を通じて寄生虫学の発展に寄与してまいります。
基本財産の運用利回りの低下が著しい昨今、財政状態は未だ厳しい状態が続いており、皆様の継続的なご支援が欠かせません。当法人はこれまでも「特定公益増進法人」として税制上の優遇が設けられていましたが、今後も引き続き寄付者への優遇措置が受けられます。
目黒寄生虫館へのご来館を心よりお待ちいたしますとともに、なおいっそうのご支援とご協力をお願い申し上げます。
理事長 亀谷みどり